| ここでは一般に利用されるデフォルトルーター、デフォルトゲートウェイを構成する際に必要な概念を説明します。下図の様に192.169.10.0/24にA001、A002、A003があるとします。

先ほどの様にA001、A002、A003からB001にpingを送信して、応答してもらう為にはそれぞれA001、A002、A003のRoutingテーブルに192.169.20.0への経路をセットしなければなりません。また次の図の様に新たなセグメント192.169.30.0/24が増えた場合、A001、A002、A003全てのRoutingテーブルに新たな経路を追記しなければなりません。

A001、A003において次のようなRoutingが必要です。(A002が持つ192.169.10.0側のIPアドレスは192.169.10.3とします)
# route
add 192.169.30.0/24 192.160.10.3
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もちろん行きと帰りをセットしなければなりませんのでC001のRoutingテーブルもセットする必要があります。(A002が持つ192.169.30.0側のIPアドレスは192.169.30.3とします)
# route
add 192.169.10.0/24 192.160.30.3
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これは非常に面倒な作業です。しかし、その問題は簡単に解決できます。全章の「IPフォワーディング」のつづきと考えてください。A001は192.169.20.0の行き方を知っています。また先ほどの設定でA001はC001の行き方も知っています。つまりA003(A002も含めて)から見た場合、192.169.20.0/24のネットワークと192.169.30.0/24のネットワークへの案内人になることができるのです。その案内人をRouterと言います。言い換えれば「別のネットワークへの行き方(経路)を案内できるホスト」がRouterなわけです。ですからA003(A002も含めて)のDefault
RouterをA001にセットすればA001と同じ様にB001やC001にpingを送信して応答を受けることができるようになります。一般にA001がRouterの場合、M001と重ねて機能させます。次の図を見て下さい。

A001はネットワークから外してM001に案内人の役目を代行させました。もちろんA003(A002も含めて)のDefault
RouterはM001に換えなければなりません。このRouterは192.169.20.0/24への行き方案内人兼、192.169.30.0/24への案内人になります。言い換えれば、自分のセグメント以外に接続するネットワーク全ての経路を知っている案内人です。これがデフォルトゲートウェイです。A003とA002のデフォルトゲートウェイをセットするには次の様にRoutingを追加してください。
# route
add default 192.169.10.1
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A001のRoutingをM001で行うにはM001側で次のコマンドを実行して下さい。
# route
add 192.169.30.0/24 192.169.10.3
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各セグメントで1つのデフォルトゲートウェイを設置すれば、いくらネットワークが複雑になったとしても(たとえそれがインターネットであったとしても)すべての経路を案内してくれます。下の図の様な場合を見ても同じことです。

B001のデフォルトゲートウェイは先ほどの設定でM001になっていますので、これと同じ様にC001のデフォルトゲートウェイもA002にセットすればB001とC001は(行き帰り共に)繋がります。またD001のデフォルトゲートウェイをM001にセットすればC001とD001も(行き帰り共に)繋がります。
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